計量史をさぐる会2002

日時  平成14年9月13日
(於)  三重北勢地域地場産業振興センター

四日市で開催された、計量史をさぐる会に行ってきました。
今までの計量講習会とは異なり、大変興味深いものでした。
以下の様に感じました。
1.大和製衡におけるはかりの開発史
    大和製衡        見方義孝
  大和製衡の見方さんのお話は、いろいろ工夫しながら時代に合わせて、秤か
  ら計量器を作ってこられ、苦労したことをお話されました。
  いままで、大和製衡は戦前有名だった川西製作所の分家とは知りませんでした。
2.「神宮寺の升」
    松本計量センター   松本克一
  さすが三重県かな?
  一般の計量士の方が、升の体積を検証されてました。いいお年なのにすごいと思いました。
3.縄文土器の規格性
    長野県埋蔵文化財センター  黒岩 隆
  「縄文土器の規格性」や「大阪城趾出土・・・」ともに歴史を見るのに、土器や鏃を調べるわけ
  ですが、外観・用途だけでなく、容量の変化等、計量的要素をもって調べるとさらにおもしろい
  ことがわかり、当時の生活習慣がさらに詳しく検証できる。
  今までこうした計量がらみで、発掘したものを考えたことがなかった。
  計量に携わり、勉強になりました。

4.計量史学の役割と成果
     日本計量新報社    横田俊秀

5.はかりのかけた人生
     秤乃館          小林健蔵
   小林さんは大変情熱のある方と思いました。私の隣に座っておられた方が尼崎の
   山下さん(計量器の基準器の製造をされてる:計量器収集マニア)で、小林さん
   のサポートをしているとのことでした。一度、訪問したいと思います。