メトラー・トレド 富山セミナー
日時 平成19年4月25日(水) AM12;00〜17:00
場所 富山国際会議所 2F
メトラー・トレドの紹介
天秤(精密天秤・大型天秤)だけでなく、熱分析、DO、TOC等いろいろな装置を、販売している。
1.基調講演
「日本の製薬業における委受託の国際的課題と技術移転」
(株)大氣社 顧問 村上 大吉郎
・医療後術の進歩と電子化
・医薬品の役割・医薬品に対する期待と重要性は、益々大きくなる。
・業界・規制当局に対するユーザー(病院・薬局・患者)からの高度医療の期待
・ジェネリック(18%:欧米50%)
東和・沢井・日医工・富士で88%
・日本製薬会社の利益率が低い(4%:欧米10%)
・薬価が年々安くなる。
・医療機器も益々売れる
・臨床試験に関わる患者一人当たりの費用
アメリカの2.5倍→海外で治験
・ライフサイクルの短命化
だんだん売れなくなる。効かなくなる→開発費の増加
・外部委託の拡大→増大
委受託の構築と契約の手順
「下請け」から「パートナー」
契約内容を明確化する(トラブル解消)
情報の公開・提供(製造方法・試験方法)
受託側 自社のノウハウ(規模・能力を見据えて)
掃除が7割(クリーニングバリデーション)如何に速くきれいにするか?
自社のコア(選択と集中)出来ることを提案出来る。
自社で何が出来るか?
・委託側は、
コスト削減
過大投資の危険回避
交流による情報収集
市場への製品出荷期間の短縮化
・記録を残す
・QCDを明確に
・何が製造をアウトソーシングに向かわせるか?
技術の集約化
・品質保証の強化とリスクマネジメント
・問題点は?
トラブル発生
・品質協定および諸要因
国際間委受託契約のポイント
パートナー契約(書いてあることを守る)
マツダは、欧州で 「Mazuda Thanks Sale」を行った。
日本では、「マツダ感謝セール」として受け入れられるが、外国では<?>
誰が何に感謝するのか? (意味不明)定義が明確でなければ、行けない。
日本人の善意による論理無視は、組織リスクとなる。
技術移管の構成要因
米国民のImaginationを呼び覚まし、奮い立たせた演説
35代大統領J.F ケネディー
私の言うNew Frontir は、約束では無く、挑戦である。それは、
「国家があなたに何をしてくれるかをたずねるのではなく、あなたが国に対して何ができるかを自問してほしい」と、
熱をこめてかたった。
何のために業界で存在しているか?
2.計量分析セッション
13.15〜14:25
「XPミクロ天秤による最小計量値の改善とその効果」
メトラー・トレド 科学機器事業部 渡部 新一
USPの天秤への要求事項
@10回以上の繰り返しの計量で得られた標準偏差を3倍する
A繰り返し性を3倍した値を計量値で割る
Bその結果、0.001(0.1%)を越えなければ、計量の不確かさは、適合状態にある。
→繰り返し性×3÷計量値<=0.001
「最小計量値(Min Weigh)証明発行サービスについての概説」
メトラー・トレド 技術サービス事業部 都倉 正洋
最小計量値(Min Weigh)とは、
・あらかじめ設定された目的量の正確さを確保できる計量範囲の下限を言う
・測定の拡張不確かさ(k=3)が、夜道の0.1%を越えないこと。
不確かさ
・測定の結果に付随した、合理的に測定値に結びつけられ得る値のバラツキを
特徴づけるパラメーター
「Safety in Pharma
production」
メトラー・トレド 産業機器事業部 狩野
昼食付きで、受付の方が美人で、良かった。