近畿計量大会

日時 平成19年11月22日(木)
場所 大津プリンスホテル

 1.開会の挨拶
  滋賀県計量協会 会長 平野 将
  適正計量
  他県にまたがる会員や事業者の数が多く、機器や器具の管理や、
  運営面など、  府県の壁を越えた協力が必要ある。 
  この大会が事業と運営の新しい協会体制をつくりだしていく足がかりなることを願う。 

 2.来賓の挨拶
  経済産業省産業技術環境局計量行政局室長  岡村雄治
  計量制度の見直し。
                       法改正は、現在のところ、苦しいが、細部の修正すべき部分は、変えていく。
                       適正に運営するには、皆様の計量関係者の協力がいる。
    
  滋賀県知事       嘉田 由紀子
   アフリカを訪問したとき、基準になる枡がなくて、驚いた。
   日本は、計量関係者の皆様のご努力の結果、うまく運営されている。
   計量制度は商取引の適正化・公平化を図ることはもとより、
   人々の健康安全にも深く関わるなど、日常生活にきわめて
   重要な役割をはたすもの



 

 滋賀県議会議長     出原 逸三
    計量の業務の期待
    社会的使命
    
  草津市長        伊庭 嘉兵衛
    計量立国が世界に貢献・技術の基礎
    食品の偽装が多いが、鮮度を一瞬で見分ける計器
    
    
  日本計量振興協会 会長 飯塚 幸三
    何でも測ってみよう(小学生)
    計量活動の普及
    郵政の仕事。JCSSの取得
    役割と効果・技術革新との調和

  
3.特別講演
   経済産業省産業技術環境局計量行政局室長  岡村雄治
   
 演題
 「適合性評価に係わる法制度に関する検討課題」

  ・適合性評価
  「製品、プロセス、システム、要員または期間に関する規定要求事項が
   ISO 

 Aわが国経済社会の制約要因
   長期負債
   高齢化
 B政府への制約要因
   行政改革の系譜
   行政推進法による義務
   地方分権
 C規制の制定。改廃に関する意見反映のための手続き
   公聴会・審議会
   パブリック・コメント
   事前評価書
   定期的な見直し 5年後の見直し 3ヵ年
   地方公共団体の意見
 D国際的な動向
  ・WTO/TBT協定
   国際標準化機構(ISO/IECなぞ)
   TBT通報(パブリック・コメントとは別)
   適合性評価結果の受け入れ
   相互認定協定MRA,MAA
  (国同士がお互いに:相手国の認証をチェック)型式承認
「適合性評価制度の要素」
 E技術基準
  ・仕様規定と性能規定
   特定軽量機検定検査規定
    第125条

  ・固有の規定と他法令の基準、任意企画の引用
   モジュウル化して、共有する。
 F評価手法
  ・製品の評価方法
   仕様と性能の違い
  ・古典的な品質マネジメント・システムの評価
  ・ISO・IEC規格の品質マメギメント・システムの評価手法
    17025等と同じ
    被認証者に立証責任
 G適合性評価機関
   国は、縦割りの権限
   地方は、二層構造で、一部縦割り
    委託・組合制度 事務の合理化?
    執行機関である委員会または委員
  独立行政法人 
    複数の省にまたがる?
 
  行政代行機構
     外国の評価機構?
 H規制の強化・緩和
  ・事前規制と事後規制
  ・三者による適合性評価の義務付ける
    民間の認証制度 電気業界
    行政の評価
  ・インセンティブ
  ・頻度
  ・その他
     事業
「法制度を設計する際の考え方」
 Iものつくり側からの視点
    複数からの規制を受ける。自己確認手法
    ものつくりから設計図・業界の標準
     評価基準にスッテプアップ
 J法制度を検討する際の課題
  ・民間の適合性評価制度
    株主・利益の拡大と法律
  ・行政機関は、評価が出来るのか?
    民間の法が技術が上の時、?
    外部の知識(代行機関をマネジメント)
  ・適合性の評価機関の変動の影響を少なくする基準の設定
    活用されているものを使う
 K視点
   ・国・政府・国際的な制約要因
   ・規制改革・民間開放推進3ヶ月
       自己確認・
   ・制度所轄部局の視点
     実現可能?
     妥当な基準 (建築基準の改正で、件数は減った)
     基準、評価方法、評価機関の対照
     規制を受ける側の考慮
 L結び
    先進国に追いつけ、追い越せ!!の時は、ガイドラインは、わかりやすかった。
     が、先進国になって、評価制度は、難しい。

4.特別講演2
  
          滋賀県琵琶湖環境科学研究センター長 内藤 正明  
 演題
  「人類持続を可能にする社会像をどう描くか」
 
 地球温暖化
    予測は?
    地獄絵が見える。2度上がると生態系が崩れる。
    欧米諸国のCO2削減目標
     2050に8割カット
   ・対処    
    身近な「市民運動」
    現実可能な「技術導入」
    大規模な「技術導入」
    根本的な「社会変革」

 石油が無くなる
    油田の開発が困難
      小さい油田

 A.持続可能な「社会像」
  活力・ドラえもんの社会
  都市型・個人を大事に
  集中生産・リサイクル
  技術によるブレイクスルー
  より、便利な快適な社会を目出す。
 B.自然共生型社会
  削減手順の内容
   生活スタイル 所帯数の減少(一人所帯禁止?)
   地域の関連スタイル
   経済や石油削減
   価値観や倫理観 

第四の技術

質問
1.会社のエネルギィー削減は?
  大企業は、生産の場所で、今のところ、中小企業をターゲット
2.八町商店街
  「アーケード」を無くして、環境に逆らうのか?
   ケース倍ケース
3.計量日報
  国の縛りで水素自動車を規制するか?
  水素はどこから作るか?電気分解→エネルギーは、石油。

  

  懇親会は、楽しいひとときでした。