近畿計量大会

日時 平成20年10月10日(金)
場所 メルパルク京都 会議室A

1.開会の挨拶
  京都計量団体連合会 会長 瀧本 慎吾
  4つの分科会 
   3年前、計量団体一本化の前哨戦・きっかけになれば!!
  
2.来賓の挨拶
  経済産業省産業技術環境局計量行政局室長  岡村雄治
   公務員が仕事を的確に処理しなかった為、事故が起きている。
   財政事情が、厳しい地方に於いて、ただ、経費の削減だけでなく、
   民間会社の活用等、検討すべき課題は多い。
   計量制度が、適正に運営されるためには、皆様の計量関係者の協力がいる。
    
  京都市長        門川 大作(メッセージ)
    計量制度は、国民分野の基礎
    計量技術の信頼
    市民計量思想の普及を推進
    京都力・・豊かな自然と長い歴史に培われてきた伝統や文化
    伝統と最新技術の融合
  






















3.環境計量証明分科会に参加した。
   テーマ 「計量法の改正」  コーディネーター :上東 浩 鞄津テクノリサーチ

    
    まず、参加者の情報レベルを合わす為、藤本 浩波 潟ニチカ環境技術センターが、
    計量法審議会答申の経過・推移をレクチャー
      H15.5 計量制度検討小委員会WG
       第1WG ;計量の在り方の基本方針
        T。規制の対象とすべき計量器の検討
        U。規制方法・・民間機関の能力を最大限活用出来るよう改善
       第2WG :商品量目制度を中心とした計量の在り方
        T。商品量目制度・・・より効率の高い合理的な制度を目指す
        U。適正計量管理事業所制度・・・・適正計量管理事業所へのさらなるインセンチブの付与
   、   第3ワーキング 計量標準の供給、トレーサビリィティ、環境計量証明事業
        T。計量標準供給・・・・準国家計量標準制度の創設
        U。JCSS拡充・・・・・・計量標準の柔軟な活用によるJCSSの拡大
        V。環境計量証明事業・・事業所の能力・品質担保、計量士技能維持
        W。特定計量証明・・・・MLAP認定基準へのISO17025導入(国際整合性) 
          MLAP(エムラップ:Specified Measurement Laboratory Accreditation Program)
          特定計量証明事業者認定制度は、ダイオキシン類などの極微量物質の計量証明の信頼性の向上を図るため、
          平成13年6月の計量法の改正により導入された認定制度。
      H18.4 計量制度検討小委員会報告書(案)
        第1 計量の基準と計量標準の供給
          @計量単位→大きな見直しは、無い。
          A計量標準の開発・供給→国家計量標準、標準物質の新しい供給体制を作る。
        第2 適正な計量の実施の確保
          @計量器の規制(検査・検定制度)→規制緩和も方向
          A計量証明の事業→計量証明事業での不正制裁手順検討、行政処分の強化・罰則の導入
                   特定計量でのISO17025化
          B商品量目制度の着実な運用及び自主的な計量管理の推進
           →適正計量管理制度の改善、計量士の更新性導入
      H20.4 計量制度検討小委員会報告書
           計量制度検討小委員会報告書(案)と基本的のは同じだが、
           少し、柔らかくなった。

         (1)計量証明事業の改善
          @現行制度の問題点
          ○計量証明事業の概要
          (イ)計量証明に係わる不正
              (案)では、不正行為の防止と罰則の適用
           
 ここから、ディスカッション
    入札価格の低下
    企業レベルアップ
    企業倫理・人的倫理
    差別化?
     17025
     MLAP
    実力はどこに有るか
    立ち入り 書類だけでなく、中身も
    情報交換を、頻繁に
   
  
 計量証明事業分科会
  
  計量証明事業の過去・現在・未来   コーディネーター 増田 典
                     パネラー    夏井 光一
                     パネラー    溝川恵一

   トラックスケールを中心に
   660万件の証明書の発行(国発表) 需要がある?
   2年に1回の定期検査で、正確な計量を担保出来るか?
   証明用紙は、バラばらの状態で、統一出来ないか?
   証明事業のネットワーク化の実施
   
 計量器製造・修理分科会        コーディネーター 酒井淳一

  現行計量法下における政省令の効果的運用
  ・JIS化した特定計量器検定検査規定をいかに効果的に運用
  ・検定・基準器検査等アウトソーシング
    ガバナンスに違いが出たら
  ・指定製造事業者制度の業務拡大を通じ、計量法の啓発、効果的運用
    ガスメーター
  
 計量管理分科会
               河原 紀男 

  地方自治体の計量行政の動向と計量士の役割
   アウトソーシングで、縮小
   三身一体で、考えていく       
   検査・検定のお手つだい
   計量士は、単なる知識でなく、現場で、活用出来るよう

  適正計量管理事業所におけるISO9000等の国際規格への対応                     
   よく似た規格で、2通りの書類が要る。
   情報交換
    計量管理規程との一本化が出来た? 可能?
    基準器の問題 
     トレーサビリィティがとれてない基準器に不確かさ?
     実用基準分銅で、トレーサビリィティ
    資質の向上
     具体的ものに対して、講習していく

総括
   経済産業省産業技術環境局計量行政局室長  岡村雄治
   ・今日の発表を関係部署に、伝達
   ・簡易修理の拡大
   ・計量士の立ち入り検査?
    検査回数確保するため、計量士を雇う
   ・適正計量管理事業所におけるISO9000
    OIMLのD1計量法の要素 法定計量管理
  大阪府 高橋夏樹
   ・環境計量証明
    立ち入り検査(ガイドラインに沿って)の必要性
   ・計量証明の不適切
    どうして?社会的責任・モラル
   ・計量士の役割
    専門家が居ない都道府県が有るが、
    立ち入りの時、計量士のサポート