近畿計量大会 日時 平成26年11月20日(木) ![]() 場所 京都府民ホール アルティー 1.開会の挨拶 京都府計量協会 理事長 木村雄太郎氏 計量の強調月間の11月に開催させて もらいました。日本経済を見ていますと、 ちょとした話題で株価も上下する。 難しい時代です。 我々の世界は文化と経済の発展に寄与 する計量の世界。 どうすれば寄与出来るか? この計量大会で考えてもらいたい。 有意義な一日になるように!! 2.来賓の挨拶 経済産業省産業技術環境局計量行政局室長 三浦祐幸氏 明治24年の度量衡以来、歴史ある制度があり、時代とともに変わってきた。 基準及び適合性評価方法の統一作業が進められてきた。 しっかりした物を作るには、しっかりした計量。 豊田英二氏は、 「人が物を作るのだから、人を教育していかなかればならない。」とのお話をされていた。 計量をますます発展させるには、ここにおられる皆さんに、ご協力頂かなければなりません。 近畿計量協会会長 楠 輝男氏 近畿計量協議会が発足して、62年目。 世の中が騒がしくなってきた 計量法の目的を理解して、縁の下の力持ち。手を抜くわけにはいかない。 3 記念講演 演題1. 「京都の底力を世界に発信 〜幻のスポーツカーをEVで復活〜」 GLM株式会社 代表取締役 社長 小間裕康氏 8月認証できた。まだ手作りの段階だが、来年から舞鶴でもう少し能力をアップする。 京都は環境都市 京都大学のサポートと京都ならではのベンチャー風土とがあった。 もともとこの地には、昔からの職人の腕があり、テクノロジーがある。(オムロンやタムラ等) また、トミーカイラ*とのおつきあいもあった。 *富田 義一と解良喜久雄が作ったチューニングメーカーで、自社で組み立てた車を 、運輸省の膨大な要求を全て満たした公認改造車として世に送り出す。 トミーカイラ ZZ (年寄りジジーになってから乗る車?)を発売 ![]() ![]() 全長3870×全幅1740×全高1140mm 時速0〜100kmの加速時間は3.9S 重量 850kg 京都に助けられた。小さな資本で大手企業と組み開発が出来た。 シャーシー部分を小さいユニットにして、一個一個の強度を確立して、組み合わせる。 製造ラインが小さくなり、初期コストが少ない。 車がコンベアーに乗って動く製造ラインは、最低30万台の製造でないと収支が合わないが、 製造する人が動く事により、小回りが利き、コストを低減できる。 <やりたいこと> と <やれること>を認識して、やれることの中で何が出来るか? 価格は800万円 ←予約待ち 屋根もない。エアコンもない。公道を走るレーシングカー 個人に合わせたチューニングが可能でまさに公道を走るレーシングスポーツカー (サーキットで1回30万円だすより、公道走れる) 重量 850kg レーシングマシンの軽量・高剛性と高い安全性は、フォーミュラーマシン並み 100km・h まで3,9S 99台の限定 今のところ話題性があり、販売促進や広告費を無料で、いろいろな媒体とコラボしている。 自分のこと 低学年では、ピアノを知らなかったが、高校生になってからピアノ演奏を習った。 どうすれば、早く上達出来るか?コードでピアノを弾くと、話題となり、お呼びがかかった。 そうしているうちに、阪神大震災。 高速道路は、崩壊するは、火災は、起きるし、人生を考え直した。 ピアノ演奏家として、あちこちからお呼びがかかるようになったが、 ほかの演奏家は、なかなかお呼びがかからないので、音楽家を派遣する業を斡旋した。 はじめに、芦屋では、誕生日等のとき、生演奏の機会を提供したらと考え、 音楽家を派遣するビジネスを立ち上げた。平成12年:コマエンタープライズ創業 その後、結婚式場への音楽家の派遣を始めた。 また、家電量販店への派遣や順風満風だったが、世の中の景気が悪くなり、 アイワが解散し、ソニーに吸収合併。そのアイワの人材が溢れる。 その溢れた社員だった人をソニーやサムソン、アップル等へ派遣→ 外資の企業に その時、パソナの人材派遣業はすごい!!! と感心した。 自分としては、もの作りをしたい。 ヤマダ電機が車を販売? ガソリンエンジンの車は、無理だが、 今後、電気自動車ならモーターで動くし、部品点数も少ないので可能か? 京都大学・経営管理大学院に入学して、EV自動車の開発やEVバイクの開発に着手。 最近の国内企業の成績がぱっとしない。 国内企業は、ハンコの多さにビックリ!! (その分、責任の分散になり、失敗したときの責任の所在がはっきりしない。また、判断が遅い) 外資は3ヶ月でマーケティングの結果が反映される。 日本の企業は合議制でマーケティング結果は反映されにくい。また、結果と違う物になっている。 モーター・バッテリーの物作り 京都の部品メーカーの協力を得れば電気自動車出来る? トミーカイラ復活? メディアに取り上げられる 運がイイ!! 運 なぜ運が良いか? 行動力=運 電気自動車は、プロが居ないのに? 学生と妄想しながらアイデアを出した。 30名いた学生は15名が起業した。 また、車会社のエンジニアが集まってきたが、公道を走るために 安全性確保の車体設計や風力テストのシュミレーションなど開発が予想以上にてこずる。 <あきらめたら試合終了> あきらめたら あかん!!! お金が要る。 ニチコン株式会社から2億円の資金融資。それから京都の企業から融資を頂いた。 そうする内に、プロの投資家の資金援助も得られ、来年からやっと車の製造が出来るところまできた。 わくわくする場の提供 参加するビジネス 行けるかな? やってみたいなぁ〜 面白い物を作る 心わくわくする・・・・仕事をする醍醐味。 Q1。車が故障すると A。サービス会社(Y社)で行う。 Q2.現状の車で販売? A。最終の試作車を持ってきているので、内装を綺麗にして販売。また素の状態もある。 水素自動車 先端の技術を持っている。この10年間を担うのはベンチャー おやじが乗って、楽しい車。エコ かっこいい 楽しいスポーツカー おもしろさを基準にいろいろな分野に挑戦していきたい。 3 「必ず来る! 南海トラフ巨大地震 その時、近畿地方はどうなる ー途方に暮れないために今出来ることー」 講師 関西大学 社会安全部・研究センター長 教授 河田恵昭(かわた よしあき)氏 災害・防災の第一人者 災害多発時代にどう生きるか? 知識・教訓が<イノチ>を助けてくれる。 そのためには、自分から必要な知識を取りに行き、経験を知り、 生かす、備える、伝える を心がける 日常的にどうするか? 車のガソリンは、常に満タンする。災害が起きたらガス欠がダメ。トランクには水を確保 車が動けば、ラジオが聴けるし、仮眠もできる。 災害多発時代。スマホにかかりつけ 大雨の土砂災害 1階よりも2階が安全 イタリアのベニスは水没する(満潮毎に沈む。) バリ島の観光キャンペーン しかし、地震や津波が来たら?等のネガティブ情報は、自分で得る必要がある。 必ずやってくる南海地震!!最悪の場合はM9の南海トラフ巨大地震!! ![]() ![]() ![]() ・12万年前から南海地震は約800回発生している。 ・6000年前から約15回も大規模な津波が 沿岸部を襲っている。 ・室戸岬は、毎年平均6ミリずつ沈下している。 ・30年以内に発生する確率は70%である。 京都府 液状化による住宅被害と火災、非常に大きな間接被害、特に観光客が激変する。 大阪府 住民が敏速に津波避難しなければ死者約13万人となり、地下街・地下鉄は、すべて水没するという未曾有の被害。 地震の揺れの被害も甚大。 兵庫県 早期避難しなければ、犠牲者は、約3万人。特に、淡路島の被害が甚大 和歌山県 早期避難しなければ、約8万人が犠牲。国道42号線と紀勢線が長期にわたって不通になり、 救助・救援。復旧・復興が遅れる。< ひとことと思ったとたんやられる> 奈良 地震の揺れと液状化による建物被害が発生。周囲の府県が被災し、物流が駄目になり、日常物質や飲料水が不足。 滋賀県 名神、国道1号線と新幹線、東海道線、湖西線が不通になり、全県的に孤立する。 福井県 計画停電の影響を大きく受ける 三重県・徳島県 壊滅的被害 岡山県 津波と液状化による浸水被害が沿岸部に広がる 岐阜県 静岡・愛知・三重県の救援基地化する。 勇気のある民主主義国家 ・民主主義社会とは、自己責任の原則に基づいた勇気ある社会である。 ・矛盾を排除し、新しい社会に向かう挑戦力が国家に必要である。 ・オランダでは、脱原発に向けて、洋上風力発電を開始している。 ・我が国は、心配ばかりする。実行力の欠けた「老人社会」になった。 ・日本は勇気が欠けている。国民一人一人が、身の回りの新しいことにチャレンジする勇気がなければ、 社会は衰退し、文化は敗退する。まねたらいい??? 情報はとりに行く。 ![]() 落石注意 大きな石が落ちてくる。 道路に落ちている石に注意して。 <上を見るでない> 地中に隠れている石がでてくる。 大雨警報 50mm以上の場合 マンホールの処理能力 低いところに水が溜まっているので、車運転注意 防災 ちょっと工夫すれば助かる 日本の美しい名水 風景は 活断層 国は、全国の甘い基準なので被害想定は低い。大阪は400本のボーリング結果があるのでもっと正確にでる。 ![]() その後、京都平安ホテルに移動。 → 池泉回遊式日本庭園 大正11年に近代日本庭園の 先駆者・小川治兵衛 の手により 大改造され、今日に至る。 庭を鑑賞しながら、抹茶を頂いた。 京都府計量協会の <お・も・て・な・し>が嬉しい。 ![]() ← まゆまろ 府内各地のイベントに頻繁に出没。 京都府広報監に任命され、 現在は京都府のPRを一生懸命している。 「まゆまろ応援ソング」 作詞・作曲・歌 竹上久美子 |