共栄会:新年総会および講演会
日時 :平成22年1月9日(土) AM9:30~12;00
議題 :今年の干支に思う
及び健康講座(インフルエンザ)
講師 :植木章二(関西師友協会)
講演内容
昨年は、己丑(つちのと・うし)で、安岡正篤氏によれば、
ねじれている部分を改め、筋道を整えて新たなビジョンを構築し、それを実現するための方向性を見い出す、
つまり変革することが己丑(つちのと
うし)年に与えられた意味だった。
今年は、庚・寅(かのえ・とら)
「庚」は、両手で臼を持ち、臼をつく形を表していて、秋、万物庚々として、実りある象をとり、
杵を持って脱穀、精白することを意味している。
また、「己を承く」と前年からのものを承継する意味もある。
トラ年に、特に注意しなければならないのは、前年やり残した、あるいは、手を付け始めた事を継承して、
創造的に更新・発展させ、規律・道義にそって伸ばすものを残し、「廃する事」を慎重に選別して、
より発展していくことを干支は教えています。
今年「寅」年は、また、一致協力して、新しい創造活動を始める年でも有ります。
1.インフルエンザ
①概要と症状
急性感染症の一種で、流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう:流感)とも言われ、
発熱すると、高熱・筋肉痛などを伴う風邪の様な症状が表れる。
症状
突然の38~39℃を超える発熱
頭痛、関節痛、筋肉痛など
鼻汁、咽頭痛、咳などの上気道炎症
全身倦怠感等の全身症状が強い
(新型インフルエンザ)下痢などの消化器症状が多い
風邪との違い
潜伏期は1日から5日(平均3日間)
通常、症状は約1週間で軽快する
肺炎などを合併する場合もある。(重篤化しやすい人)
慢性の呼吸器疾患・心疾患
糖尿病などの代謝性疾患
腎機能障害
ステロイド内服などによる免疫機能不全
妊婦乳幼児高齢者
新型インフルエンザの歴史
1918年 スペインかぜ(H1N1亜型)2000~4000万人死亡
1957年 アジアかぜ(H2N2亜型) 100~400万人死亡
1968年 香港かぜ(H3N2亜型) 100万人死亡
ウイルスの種類
ウイルス粒子の内部蛋白である核蛋白と膜蛋白の抗原性の違いからA・B・Cの違い
A型 H1~H16 N1~N19
インフルエンザの症状
高熱(38℃以上)、咳 80%以上
悪寒・感熱・咽頭痛 60~80%
全身倦怠感・頭痛 40~60%
鼻汁・関節痛 20~40%
筋肉痛
結膜炎・嘔吐・下痢 0~20%
死亡は、高齢の持病を持っている方がほとんど。
子供の場合、薬投与で直るケースが多い。
感染ルート
新型インフルエンザの感染ルートは、通常のインフルエンザと同様。
・飛沫感染
感染者の咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるウイルスを吸い込み感染
・接触感染
くしゃみや咳を手で押さえた感染者が、その手でさまざまな場所を触ることによってウイルスが付着。
その場所を適当な人が触れ、その手で目や鼻、口を触れることによって感染
予防手段
予防の基本は、流行前にワクチン接種を受ける
人混みや繁華街への外出を控える
日々手洗いを欠かさず、人混みや患者と対面する時は、マスクを着用。
室内では加湿器などを使ったりして適度な湿度(50~60%)を保つ
( 乾燥により咽頭粘膜のウイルス粒子に対する、物理的な防御機能が低下)
常日ごろからバランスよく栄養をとり、抵抗力をつける。
感染しないためには、感染者に近づかないことです。
インフルエンザ治療薬
既承認薬
①商品名 シンメトレル(塩酸アマンタジン)
認可時期 1998年11月
作用方法 ウイルス粒子の細胞核内への輸送を阻止する
効果 A型インフルエンザのみ
②商品名 タミフル(リン酸オセルタミビル)
認可時期 2001年2月
作用方法 増殖したインフルエンザウイルスが細胞外へ出て行くことを阻害する
効果 A型、B型両方のインフルエンザ
③商品名 リレンザ(ザナミビル)
認可時期 2001年2月
作用方法 増殖したインフルエンザウイルスが細胞外へ出て行くことを阻害する
効果 A型、B型両方のインフルエンザ
新しい抗インフルエンザ薬
④ペラミピル(塩野義製薬)
1回の投与で長期間の効果が得られる。
⑤ラニナピル[CS-8958](第一三共)
専用の器具を使って薬を吸い込む吸入型。直接患部に届くため飲み薬よりも即効性が高い。
⑥ファビピラビル[T-705](富山化学)
ウイルス内に存在する「RNAポリメラーゼ」というタンパク質に直接作用して、ウイルスの増殖を阻害する。
H5N1ウイルスにも効果がある。
ガン
喫煙による悪影響
健康の秘訣
「単なる物忘れ」 うっかり (健忘症都合の悪いものは忘れる)
「認知症のもの忘れ」すっかり
若い時のつけが60過ぎから来るので、健康管理が必要
自分で自分の健康管理をする。
自己管理のポイント
・不規則、不摂生、非衛生
・暴飲暴食、栄養過多
・運動不足
・休養、過労防止
・ストレスとの上手なお付き合いを、緊張緩和
・バランスの良い食事を、規則正しく、インスタント類は控えめに、植物性蛋白質を
・喫煙、飲酒は極力控えめに
営業力
1.知識
製品 商品 サービス 顧客 取引に関する 同業他社
2.技能
見込み客の探索 アプローチからクロージングまでの販売テクニック
3.態度
やる気 行動力 マナー ユザー志向
吉原遊郭の文化
徳川時代の初期、江戸では都市整備のため、(武家屋敷等)男性が多かった。
そのはけ口に、遊郭が出来た。