共栄会:新年夏期研修会

日時  :平成25年1月9日(土) AM9:00~11;30
議題  :大峰胃腸丸
講師  :田宮薬品株式会社 社長 田宮洋次

講演内容
 大峰胃腸薬は、1袋で効いていた。老化? 少しずつ効きが悪くなった。
 原因は、老化か? この時、1年間きっちり飲むと、体質改善し、
             <ご飯が待ち遠しい>と、喜ばれる。
             唾液の出が良くなると、免疫力がでる。
  1.胸やけ
    原因 加齢とストレス
        食道と胃の境界は「下部食道括約筋(・かつやくきん)」や 「横隔膜」の靱帯等で、締め付けられ
        胃液の逆流を防いでいる。そして、食べ物が通過するときに、筋肉が縮む仕組みになっている。
        老化で締め付ける筋肉が弱ると、胃液が逆流しやすくなる。
        また、自律神経のバランスが崩れ、消化を促進する副交感神経の働きが弱まっている時もある。
     胸やけが長く続く場合は、「逆流性食道炎」が考えられる。

  2.逆流性食道炎
    下部食道括約筋の収縮機能低下や、食道体部の蠕動(ぜんどう)運動低下のため、
    塩酸とペプシンを含む胃液が食道内に停滞し、胸やけ、胸痛などの症状が出現する。
    食道の動きが悪い時に、罹りやすい。
    消化液が逆流すると言うことは、体にとって、異常事態である。
    また、逆流性食道炎が長期に渡って持続すると、下部食道に腸上皮化生を有する円柱上皮が現れ、
    パレット上皮と呼ばれ、発ガンする可能性がある。
    治療
     ・生活・食事指導
     ・内視鏡治療
     ・手術
     ・病院薬剤
      逆流を有効に防止得る薬剤は無いので、胃酸分泌を抑制する胃酸分泌抑制剤が使われる。
      プロトンポンプ阻害薬(PPI)
       ①パリエット
       ②タケプロン
       ③オメプラール
       副作用
        PPIによって、カルシウムの吸収が妨げられ、骨折の発病率が高い。
      食道の病変が軽い場合、酸分泌抑制効果の効きが速い、ヒスタミンH2受容体拮抗薬を使用
      ④ガスターD錠(20mg)
      ⑤アシノンカプセル(150mg)
       
      老化で胃液の出が悪くなるのに、胃酸抑制剤を使うと悪循環。
      普通胃液2Lなのに、胃がもたれる。
      胃酸の働きは、食べ物を吸収しやすい様にするのだが、さらに
          殺菌作用
          カルシウムのイオン化
            口から摂取したカルシウムを吸収し易くイオン化するが能力が落ちると
            骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になる。
            また、血圧治療薬にカルシウム拮抗剤(アダラートなど)を内服している人は、
            筋肉を弛緩させる働きもあり、逆流しやすくなるので、違う種類の血圧降下剤がよい。
          鉄分のイオン化
       高血圧体質を根本から解消するには、高麗人参が有効
       若い人はストレス・自立神経の乱れで夜が寝られないが多い。

  3. 大峰胃腸丸を飲むと、
     ・ニンジン
       五臓の働きを正常化し、精神状態を安定させ、目や心臓の働きを高めて、
       脳の働きを活発化する。
     ・オウバク
       健胃、殺菌作用。
     ・シャクヤク
       消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗けいれん作用・利尿の効き目があって、神経の安定によい。
     ・カンゾウ
       胃液分泌抑制、消化器潰瘍の治癒促進、鎮痙(ちんけい)、鎮咳(ちんがい)等の薬理作用。
       
  

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  4.便秘になると
    年を経ると、水分摂取量が少ないので便秘になりやすい。 水1.5L/日を飲む。
    大峰胃腸丸とコップ1杯の水
     朝 コップ1杯の水 大峰胃腸丸
     昼 コップ1杯の水 
     夕 コップ1杯の水 大峰胃腸丸