サイクル工房イリベ

 所在地 〒631-0024 奈良市百楽園1-8-10
      電話 0742-45-2190
 ビルダー:入部 正紀氏

 近鉄学園前から直ぐ近くの場所にあり、当初お世話になったのは、昭和48年頃。
 駅のまわりは、高級地で、近寄りがたい土地柄だが、
 ここの一角は、良い意味の田舎が残っていて、まわりは、畑がいっぱいあった。
 当時、奈良で自転車競技は、あまり盛んでなく、監督は、鍛冶田さんで、メカニシャンが入部さんだった。
  (最近は奈良の高校は、強くなったが、当時、高体連は、無かったぐらいだ)
 入部さんは、自転車が好きで、杉野鉄工所(スギノ)で競技されていた関係で、スギノの交流は、
 続いていて、奈良の競技登録者は、当時ほとんどスギノの選手だった。
 そのため、都道府県大会や国体に行く時は、スギノの商用車キャラバンに自転車や荷物を積み込み、
 いつも入部さんところが、集合場所となった。
 競輪場でのバイクペーサーや奈良〜琵琶湖での練習には、入部さんにバイクペーサーをして頂いた。
 早いスピードで回転をあげて、足を慣らすことは、大変役に立った。その甲斐あってか、
 奈良のレベルも少しずつ上がって、全国大会で上位を狙える所まで来た事は、間違いない。
 さて、ビルダーとして


            ↑競輪用フレームの修理場面。

  工房の中は、溶接機や定盤、旋盤、作業台があり、競輪選手用のフレームが多いです。
  とにかく、仕事が丁寧かつ綺麗。
  フレームの素材は、クロモリが多い様ですが、最近は、新しいアルミの素材で、製作されてます。
 

  コロンバスのスターシップが注目です。
  パイプは、缶ビールのアルミの様で薄く、
  手で触れると、「ペコッ」とへっこむ様な感じ。
  また、ダウンチューブは、楕円形で、ヘッドチューブは、円柱形なので、
  接合部分のカットや溶接は、難しそうだ。
  尚、パイプが、薄いので、熟練と経験が要るのでは?
  そのため、まともに、スターシップのフレームが出来るのは、
  現在のところ、「サイクル工房イリベ」だけ。
  フレームの溶接が終わると、強度を増すため、
  焼き入れです。




    

    ↓ 焼き釜


  テレビで放映された動画
    動画を見る

   完成したイリベ号です。

   

    また、最近ステムを作ってもらいました。
    イリベマークが↓
   

   
   いろいろアイデアを出せば、オリジナルなパーツが出来ます。


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