佐渡金山の計量と記録 H21.7.14

佐渡金山を見学をした。
計量の目的と、実施は、どのようにされていたか?
 ・坑内から掘り起こされた金鉱石は、坑道の横にある小さな番所で、計量され、
  出来高が記帳された。
 ・同時に穿子(はりこ)が残った土砂を搬出した回数も記帳し、不正防止や無駄の有無を監視した。
金は、過去も現在も高価である。

計量するのに、升や竿秤が使われていた。
過去に於いては、同じ1升升でも大きさがまちまちで違っていたし、
内部がすり減って来ると、内部の容量が少し大きくなる。
 
 今、この様な竿はかりは、
 使われない。
 また、
 計算するのに
 上2段の「そろばん」も
 展示されていた。



 











 また、少ない試料を測定するには、
 下記↓のような天秤も使われている。
 




また、炭坑内は、手堀のため、一人の抗夫は鏨(たがね)1本を二日で使ってしまう。
そのため、鍛冶屋さんも備えていた。
すなわち金を掘り出すために、いろいろな人々が集まったのである。

勝場(せりば:精錬所の意味)

砕いた鉱石から、板取りやねこ流しなどの比重選鉱法で金分を回収する。
水を流し、下に敷いた布に、付着した金を集る。

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