「前鬼の里再チャレンジ探訪」(H24.09.29)

昨年、行った前鬼の里が良かったので、再チャレンジ。



 名古屋のお友達N氏は、AM2時30分頃出発。
 我が家に6時前に来てくれたので、
 あわてて、6時10分頃、自宅を出発。

 途中、川上村役場の手前、
 昨年の台風による土砂崩れと言うより、
 <山崩れ箇所>の修復工事が終わっていた。
 ←
 見ての通り、未だ土砂崩れが起きそうなので、
 まだ、橋梁は、仮設のようだ。








 <コース>
 
 上下北山「道の駅」で小休止。
 前鬼橋を渡って、前鬼口から
       不動七重の滝へ       →
 少し、行くと、車通行止め地点










 そこから↓






 やっと小仲坊に着く。
 61代目当主・五鬼助義之氏が居られた。
 昨年、伺った時(H23.10.1)
 聞き漏らし、解らなかった「金輪おうじ」
 の事を詳しくお聞きした。

 天気は、持ちそうだが、昼からどうか心配??
 この数十年来、遊びに行く時は、雨が降っていても、
 自分の行く先々は、降らない。晴れ男!!!












 小仲坊を出発後、三つ又の群衆があり、
 閼伽坂(あかさか)に向かって歩く。
 この辺り湿気が高く、ヒルが多いので、
 足下の皮膚が出ないように、さらに、忌避剤の
 スプレーを施した。
 途中、木の根っこが大きく穴が開いている。
                 →
 雨が降ると雨宿りにピッタシだ。
 そうしてる内に、閼伽坂に到着。










 もう10月というのに、歩くと暑い。
 蛭の住処を通り過ぎたので、シャツ一枚となる。
 気持ちよい!!
 ここから修行のポイントに入るが、道を間違え、
 道なき道をうろうろとする。仕方なしに元道に戻る。
 今度は、急崖で、ロープが張ってある。
 ←



 やっと、垢離取場(ことりば)に着く。
         ↓





 この垢離(ことり)は、自身が犯した大小さまざまな罪や
 穢れを洗い落とし、心身を綺麗にすることで、
 精神的に身軽になれる。
 そんなに、罪を犯してるかなぁ〜
 お腹も減ってきたので、時間を見ると11時。
 ちょうどここで昼食休憩。











  食べ終わった頃、この前鬼川の下から沢沿いに
  上がってこられた方が居られ、あいさつを交わした。
  神戸からこられ、不動七重の滝から約1時間で来た
  との事。
  それもありか?と感心した。
  これから
  裏行場の三重滝(みかさねのたき)に向かう
  さすが、難所である。
  それ故、
  ここに、来ると、パワーがもらえる。

  仏像がまつられている滝の中腹まで、登り、
  行のまねしをする。
  確かに、気が落ち着く。
  何かくせになりそうだ。

  なにやら声が聞こえる。
  鳥の声ではない。
  幻か?













 ちょうど修験僧の方のようだ。
 行をされて、いるのか?
 合うと、口上せねばなるまいか?
 山伏とは
 真如法性の山に入り、無明煩悩の敵を降伏するの儀。
 修験道とは、修行を積みてその験徳を顕す道にて候。

























 



  来た道を戻って、
  小仲坊に帰る。 →

 役行者(えんのぎょうじゃ)さんに従った
 前鬼(男)と後鬼(女)
 その子供が
    五鬼熊(ごきぐま) ・行者坊
    五鬼童(ごきどう) ・不動坊
    五鬼上(ごきじょう)・中之坊
    五鬼助(ごきじょ) ・小仲坊
    五鬼継(ごきつぐ) ・森本坊
 




 
 


 この小仲坊から釈迦ヶ岳(上)に向かう道筋
 行者坊、不動坊、中之坊の跡地を抜ける。
 明治の初めまで、たくさんの人々が修行されていた。
 今となっては、夢の跡?
 
 












 その後、
 栃の巨樹を散策。
 この辺は、雨が多いので、自然にさらされた巨木の雄大さ
 すごさを感じる。
 美しき日本(映像:河瀬直美 音楽:はしけん)の
 下北山村 前鬼山 がある。

 







 帰りに、上下北山「道の駅」でサンギリ林道の道路状況を聞くと、通れるそうだ。









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